在線中国語講座のコラムコーナー


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中国・現地採用という働き方(8) ~総括~

ここまで中国で現地採用で働くことについて、言いたいことを一気に書いてみました。もちろん、ここに書いたことは、いち個人の意見であり、中国で現地採用で働く方々全員がこのような考えを持っているとは限りません。また、一部で「中国人は~」という表現の仕方をしていますが、必ずしも全ての中国人がこのようであると断定しているわけではありません。

中国にはいろいろな人がいます。まじめな人もいれば不まじめな人もいる。黙々と仕事をやる人もいれば保身に必死なだけの人もいる。ゆえに本当は「中国人は~」と一括りに語ることは間違っていると思います。もしも全般的に語るのであれば、「全体的に見て、このような傾向にあるように感じたのである」という但し書きをつけるべきかもしれません。もちろん私もただこう感じたというだけで、絶対的にこうであると断言しているわけではありません。

中国人と仕事をされた日本人の方の文章を見ると、良い経験をされた方が少ないように思います。確かに中国人とただの利害関係者となるだけだと、冷たい人が多く、人を騙したり、足を引っ張ったりするだけの人も数多くいる。でもそれだけを強調して、「中国人はダメだ」と言ってしまうのも問題だと思います。

実は改めて日本で働き始めてみると、結局は同じことだと感じました。日本でも平気で指示を拒否する人もいるし、自分の保身のためだけに奔走したり、いじめに精を出す人もいる。もちろん逆もしかりで、まじめな人はまじめだし、仕事のために労をいとわず頑張る人もいる。どちらの国でも結局はその人しだいだと思います。

さて、ここまで読んでいただいた皆様はどんな方でしょうか?これから現地採用で働こうとしている方、または既に働いている方、もしくは現地採用とは全く関係ない方など、いろいろな方がいらっしゃると思います。もし皆様の中で、これから現地採用で働こうかどうか迷っているという方がいましたら、とりあえず経験してみることをお勧めします。10人いれば10とおりの見方があるわけで、私とはまた別の見方をされるだろうと思います。もちろん安定した暮らしを重視するという方には現地採用という働き方をお勧めしませんが、中国語を生かしたい、もしくは中国語能力を上げたいと考えているならば、中国語を使う機会は日本の比ではありませんので、現地採用という形を選んだほうが効率的だと思います。

中国・現地採用という働き方(7) ~日本で再就職の可能性~

現在、中国での現地採用は多少の中国語を話すことができれば、わりと簡単に職が見つかるようです。日本企業としては、日本から高い経費をかけて駐在員を赴任させるよりも、中国で福利厚生なしの日本人を雇ったほうが圧倒的に安上がりだからです。

中には面接時に、現地採用で一定期間就業した後、日本本社採用へ切り替えることを約束する企業もあります。しかしその多くは口約束、もしくはただほのめかす程度で、契約に盛り込まれることはほとんどないでしょう。実は現地採用を数年続けた後に所属が日本本社に変更され、駐在員待遇に変わったという話を聞いたことがありません。考えてみれば至極明白なことで、企業側としては経費のかさむ駐在員を送り込みたくないがために現地採用を雇うのですから、その現地採用を駐在員待遇へ変更するなど全くもって本末転倒な話です。

では中国で現地採用を経験した後に、日本へ帰国して仕事を探す場合はどうでしょうか?

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中国・現地採用という働き方(6) ~格差問題の本質~

日本では所得格差が広がっています。2006年には年収200万円以下の人が1000万人を超えたようです(国税庁2006年民間給与実態統計調査より)。この格差問題に関しては、各方面にて様々な人に論じられていますが、どうも日本国内のことだけに視線が偏っているように思います。

現在の中国では、金融業や製造業の高度技術者を中心に、年収20万元、30万元の人が増えているそうです。新卒者の就職が狭き門なのとは対照的に、高度なスキルをもった人材はあちこちの企業から高額の年収を呈示されるようです。20~30万元といえば、日本円で200~400万円台です。

ではなぜ中国では高収入の人が増えてるのでしょうか?

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中国・現地採用という働き方(5) ~文化相対主義に立つ~

皆さんは日本の文化と中国の文化とどちらが優れていると思いますか?

多くの日本人は無意識に「日本の文化のほうが優れている」「中国の文化はまだまだ遅れている」と思っているでしょう。マスコミでも連日「中国のここがダメだ、あそこが悪い」とひたすら負の面を報道しています。そのようなマスコミの影響は大きく、「これだから中国は」という見方が無意識に日本人の間に広まっています。

さて、文化人類学をかじったことのある方なら誰でも知っていると思いますが、文化相対主義という考え方があります。文化相対主義について難しく考えたり、本質を突き詰めようとすると、専門書を何冊か読まなくてはならないため、ここでは簡単に考えます。難しく考えないで簡単に言うと、文化相対主義とは文化に優劣はなく対等だと考えることです。

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中国・現地採用という働き方(4) ~褒めるか貶めるか~

昨年、深圳のとある日系銀行で、日本人上司が中国人の部下を殴り、それが職員のストライキに発展するという事件がありました。日本ではネット上でサラっと報道されたのみで、あまり詳しくは触れられていないようでが、中国ではネット上で実名を含む詳しい状況が報道されているようです。その報道の中から、次の興味深い文を見つけました。

○○○○经常利用其职务之便辱骂、指责、贬低部门中国员工。」(○○○○は日本人上司の実名)

つまり、日本人上司は普段からその地位を利用して、中国人部下をののしったり、叱責したり、貶めたりしていたのだそうです。その鬱憤がたまりにたまった後に発生した殴打事件。普段は団結団結と言ってもなかなかまとまらない中国人が、団結してストライキを起こし解職要求までしたのだから、よっぽど出て行ってもらいたかったんでしょう。

でもちょっと待ってください。殴ったことを除外すれば、こういう上司って日本にたくさんいますよね。別に取り立てて報道するようなことでもないと思います。ではなぜ中国でこの上司の普段の態度が報道されたのでしょうか?

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中国・現地採用という働き方(3) ~文化の違い~

中国語が分かる現地採用職員として日系企業に入り、中国語の分からない日本人と日本語の分からない中国人の間に入ると、両者の認識の相違点が数多くあることに気づきます。

まず、日本人についてですが、終身雇用制から成果主義へ移行したと世間では言われていますが、考え方としては、終身雇用・年功序列という概念が根強く残っています。つまり待遇面では成果主義らしいけども、終身雇用・年功序列という考え方が未だになくなってはいないということです。これは私が帰国後に日本で就職活動した際に痛感したことですが、日本では中途採用の門戸が非常に狭い。それに対し、新卒学生の募集は2007年、2008年とも就職氷河期以来過去最高で、採用氷河期とも言われるほどになっている。新卒で会社に入り、経験を積んで役職も徐々に上がっていくというシステムは、日本ではごく自然なことなのです。

2009年度も企業は新卒採用の枠を拡大するようです。しかし、就職氷河期世代と言われている人々、特に20代を非正規雇用で過ごしてきた方にとっては、相変わらず厳しい状況が続いています。私もその中の一人で、正社員、派遣、留学、海外現地採用などを経験してきました。個人的には様々なことを経験できて有意義だったと思っていますが、企業側から見れば、一貫性のない人間、もしくは転職回数が多く、何らかの問題のある人間と思うそうです。

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中国・現地採用という働き方(2) ~企業の望む人材~

企業の望む人材は大きく分けて2種類あります。

1.年齢が若く中国語の話せる者
2.業界経験が長く、技術を有する、もしくは管理経験のある者

若くて社会経験の短い(もしくはない)方は、1のような基準で採用されると思います。また、日本で長い社会経験を積んだ方は2のような基準で採用されると思います。

私の場合は、前職がどうこうとあまり聞かれず、中国語レベルと年齢で採用されたものと思われます。留学時代の友人もこの1の基準で採用された人が多いです。働き始めて分かったことは、意外にも2の基準で採用された年配の方が多かったということです。2の基準で採用される方は特に中国語能力の有無は問われていないようです。

私は2の基準で採用された方々の内情は分かりかねますので、1の基準で採用される場合について話してみたいと思います。

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中国・現地採用という働き方(1) ~利点と欠点~

現地採用とは、中国の法人で採用されて働くことを言います。日本人が現地採用で働く場合にはその多くが中国に進出した日本企業で働くことになります。もちろん、中国の企業や、日本以外の外資企業で働く人もいますが、あまり多くはないため、ここでは日本企業が現地で設立した会社に勤めることに限って話を進めます。

日本人の求職者側は「中国で働きたい」「中国語を使った仕事がしたい」などの理由から、中国で現地採用という形で働きたいと思っています。企業側は「やはり仕事は日本人に任せたい」「日本から正社員を出向させると必要経費がかさむ」などの理由から、中国の現地法人で安く日本人を雇用したいと思っています。双方の思惑が一致し、中国で現地採用として働く日本人は増えてきています。

私が実際に働いた経験から、この現地採用の利点と欠点を挙げてみます。

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中国・現地採用という働き方 ~序文~

私は中国で2年間、日本企業の現地法人で働きました。

「中国で働きたい」「中国語を生かした仕事をしたい」という望みを叶えたい場合、現地採用という働き方を選ぶことが最も手っ取り早い方法です。事実、現地採用で働く日本人の方は年々増えています。

しかし、現地採用で働くにはメリットもあればデメリットもあります。

中国語学習のサイトではありますが、中国語を生かした仕事とは何か、または中国人をどう理解して接すればよいのか、といった言葉に深く関わることですので、この場を借りて持論を展開してみたいと思います。

少し重いテーマとなるため、これから何回かに分けてじっくりと書いていきたいと思います。皆様お付き合いのほどお願いいたします。

バスの乗り方~画像編~

SuzhouBusStop

蘇州のとあるバス停です。屋根がついているので比較的良い感じのバス停ですね。ひどいところは看板が立っているだけとかあります。


HangzhouBusStop

杭州のとあるバス停の看板です。行き先の駅名があるバス番号を探しましょう。乗るべきバス番号が分かったら後はそのバスが来るのを待つだけ。

杭州のバスはわりとハイテクで何番のバスがあとどれくらいで来るか、上部の電光掲示板でリアルタイムで分かります。この写真の場合だと520番のバスが948m先にいるということです。


520

「520」というバスの詳細を拡大。このバス停の名前が市三医院北で、次の駅は水漾路、終点が延安路、運賃は1人3元、ということが分かる。駅名が縦書きに書いてあって下に矢印がある。この矢印が進む方向。もし近江村へ行きたい場合は逆方向となるため、道路の反対側へ渡りましょう(くれぐれも気をつけて)。首班は始発、末班は終電です。

なお「空调车加一元」と書いてあった場合は、エアコン車のみ運賃に1元を加えます。520のバスのエアコン車があったら4元払うということです。

下部に書いてある中国語は「自备零钱,不设找兑,可用IC卡普通乘车卡」で、「自分で小銭を用意、釣り銭・両替はダメ、ICカードと普通乗車カードが使えます」という意味。カードに関しては都市によって違うと思うので、使いたい場合は地元民に聞いてみましょう(私は使ったことがない)。


BUS

蘇州のとあるバスの中です。いつもこんなに空いているといいんですが(笑)。運転手の椅子の脇に箱があるのが見えるでしょうか?これが回収箱(中国語で投币箱)で、乗るときはここに運賃を投げ入れます。機械式の現金回収機ではなくて、運転手の目視による確認です。

バスの乗り方

中国の電車はどちらかというと大陸都市間移動という意味合いが強く、上海や北京などの地下鉄を除いて、街の中を移動するのには使いません。街中を移動するときに庶民に最も使われているのが市内バスです。中国での市内バスの乗り方について解説します。

1.バス停に行く
2.バスを待つ
3.バスが来たら前のドアから乗る
4.回収箱にお金を入れる
5.座る or 立つ
6.降りるバス停が近づいたら後ろのドアに立つ
7.バス停に着いてドアが開いたら降りる

いくつか日本の常識とは異なる部分があります。

まず時刻表がありません。始発が何時、終電が何時としか書いてありません。蘇州なら何分おきに来るということが書いてありますが、とにかく何時何分に来るという表記はありません。

バス停で行き先を確認し、乗るべきバスの番号と運賃を確認したら、その番号のバスが来るのを待ちます。釣り銭は出ないため、運賃は必ずちょうどの硬貨もしくは紙幣を用意しましょう。

バスが近づいてきたら前のドアから乗り、運転手横に回収箱があるのでそこに運賃分の硬貨を投げ入れましょう。そして椅子に座るか立つかして目的地まで乗ります。次の駅が目的地のバス停となったら、後ろのドアの近くに立ちます。運転手は次のバス停に止まるかどうかを「後部ドア付近に人がいるか」もしくは「バス停に乗ってきそうな人がいるか」で判断します。つまり、後部ドア付近に人がいなくてバス停にも人がいなかったらそのまま素通りすることになります。日本のように次のバス停で降りる場合にピンポンを押すというようなことはありません。後部ドアに監視カメラのようなものが付いていて、運転手はこのカメラを見て「ドア付近に人がいるな」と思ったら止まります。

バス停が止まり、後ろのドアが開いたら降りましょう。降りるときは道路後方に注意してください。たまに電動自転車が突っ込んでくることがあるので。

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中国からお金を持ち出す

現地採用で人民元で給料をもらっている人は以下のような方法でお金を日本へ持っていくことになると思う。

1.日本円に両替して銀行電信払い
2.日本円に両替して現金持ち出し
3.日本円に両替して日本円建てTCを購入して持ち出し
4.人民元を現金持ち出し
5.銀联カードで引き出す

1.日本円に両替して銀行電信払い
→まずこの方法がいちばんお手軽。手数料もまあまあ許容範囲。日本の受け取り口座がネットバンク対応だと、確実に振り込まれているか確認できるので更に便利。

2.日本円に両替して現金持ち出し
→約60万円までは税関申告の必要がないが、それ以上は銀行で発行される外貨携帯証(外币携带证)が必要となる。100万円以上は日本入国時も申告必要。限度額を超えて正規の手続きを経ないと没収される可能性有り。盗難されたら終わり。レート的にはいちばんお得だが、危険度高め。

3.日本円に両替して日本円建てTCを購入して持ち出し
→TCは税関で現金扱いされないため、100万だろうが500万だろうが持ち出しても税関に何も言われない。ただ、購入時の手数料1%+換金時の手数料1%がかかる。更に、日本円の現金でTCを購入すると、「現金為替差額」を取られる。この差額が高い。全部ひっくるめると5%ぐらい減る。100万円をこの方法で日本に持ち込もうとすると約5万円余分にかかるということ。これが電信払いなら6000円くらいで済む。

4.人民元を現金持ち出し
→人民元は日本でも両替できるようになり、「中国を出たらただの紙切れ」というのは昔の話になった。でも日本でのレートはかなり悪い。まるで話にならない。損してもしょうがない、緊急で口座に人民元しかなかった、という方のみこの方法で。

5.銀联カードで引き出す
→緊急事態用。日本の郵便局などで銀聨カードを使って1日5000元相当まで引き出せる。30万円引き出したいときには5日に分ける必要がある、そのたびに手数料が引かれるなどのデメリットあり。

流れをもうちょっと詳しく見てみよう。

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中国における丼ものに対する誤解

何気なくネットサーフィンをしていると、下記のような記事を見つけた。

エキサイトニュース:中国・天津には天津飯も天津甘栗もない?

記事中には天津には天津飯もないし、中国では八宝菜をかける中華丼も麻婆豆腐をかける麻婆丼もないとある。確かに中国に天津飯はないが、麻婆丼はよく食べる。私は中国で丼ものを食べ慣れているため、ちょっと気になって他のサイトも調べてみた。すると多くの日本人が中国には丼ものが存在しないと思い込んでいるようだ。

検索してヒットする文のほとんどが中国に進出した吉野家の牛丼についての言及だが、現地の情報を記録したブログ等では、天津飯や中華丼がないので「中国には丼ものがない」と勘違いしてしまっているらしい。

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節約帰宅

浦東空港から蘇州へ戻る場合、多くの人が会社の車かタクシーで帰ると思う。車で直行すれば2時間ちょっとで着いてしまうから、いちばん早く帰れる選択である。しかし、会社の車がある人はいいが、ない場合は個人でタクシーをチャーターすることになるが、現状安くても350元はかかる。

その350元が高いなと思う場合は浦東空港から蘇州への直行バスを利用することになる。価格は確か80元。これなら安上がりだ。ただ、このバスは虹橋空港に止まってそこでさらに客を乗せて帰る。バスもあまり高級ではないし、乗り心地もあまり良くない。

私は倹約家で、その上何よりもバスが大嫌いなため、電車を選択することになる。

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現金の持ち出し

中国から現金を持ち出すにはいくつか制限がある。現状はこうだ。

  1. 人民元は20,000元まで。20,000元を超える分は持ち出し不可。

  2. 外貨は米ドル5,000ドル相当まで持ち出し可能。

  3. 米ドル5,000ドル~10,000ドル相当の外貨を持ち出す場合は銀行発行の外币携带证が必要

  4. 米ドル10,000ドル相当を超える外貨を持ち出す場合は銀行発行の外币携带证に加え、その外币携带证に所轄の外貨管理局(外汇管理局)の印が押されていることが必要。


今回はまとまった日本円を持って出国する予定があったため、銀行へ行き、外币携带证の発行を頼んでみた。

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